ステージエンターテイメント
同社のショー「アナスタシア」を実験台とし、Inviqa社と協力して Acquia Cloud Platform 上で概念実証のWebサイトを開発。Acquia Personalization を使用して、SEの利用者に一元的で一貫したデジタル体験を提供できるようになりました。
コンバージョンの増加
受注の増加
訪問数の増加
クライアント
世界最大級の劇場製作・所有会社であるステージエンターテイメント(SE)は、英国、オランダ、ドイツ、スペイン、ロシア、フランス、イタリアにオフィスを持ち、数々の賞を受賞している劇場製作会社です。 「ライオンキング」「オペラ座の怪人」などの人気作品や自社オリジナルコンテンツを制作し、ヨーロッパにおけるミュージカルというジャンルの発展・普及に重要な役割を担っています。 11都市にある20の劇場で、年間700万人以上の観客がSEの作品を鑑賞しています。
背景
どんな公演にも観客が必要であり、SEの大作も例外ではありません。 しかし量販店が格安のチケット価格を提供する中、SEは最初から最後までお客様に寄り添い、一人一人にパーソナライズされた体験の提供を求められていることは明らかでした。そんな体験設計は、顧客の想像力(そして財布の中身も)をもかき立てるでしょう。
しかし、残念ながらSEのこれまでのサイトでは、劇場と同じような素晴らしいパフォーマンスを提供することはできていませんでした。 各劇場のサイトは、見た目も使い勝手も機能もまったく異なっていたのです。 お客さまが混乱し、がっかりするのも無理はありません。
課題
ステージエンターテイメントは、顧客に魅力的な体験を提供するとともに、劇場側がより効果的にオンラインプレゼンスを管理し、ブランドを損なわないようにしたいと考えていました。 各劇場が、観客や見込み客のニーズに答えられるようなサイトにカスタマイズできるよう、十分な柔軟性と自律性を持たせる必要があったのです。 結論としてSEは、劇場の経営陣が一番ターゲットとする観客層についてのインサイトと専門知識を持っており、それを生かすための裁量権が必要だと考えました。
ソリューション
ステージエンターテイメントでは、一つのプラットフォームに集約されたWebサイトの要件を決定しました。 同社のショー「アナスタシア」を実験台とし、Inviqa社と協力して Acquia Cloud Platform 上で概念実証のWebサイトを開発。Acquia Personalization を使用して、SEの利用者に一元的で一貫したデジタル体験を提供できるようにしました。
成果
SEとInviqaは、たった6週間でアナスタシアのWebサイトを立ち上げ。その分析データから見てもプロジェクトの成功は明らかでした。 全体として、コンバージョンが平均250%も向上しました。 また、平均と比較してオーダー数は638%、訪問者数は57%、滞在時間は101%増加しました。 サイトのロード時間は約半分に短縮され、直帰率も同様に約半分に。つまり、訪問者がサイトにとどまり、時間を過ごす傾向があることが示されています。