Drupal 9.4 の主な新機能
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Drupal 9.4 の新機能
フロントテーマ「Olivero」がデフォルトに
Drupalの新しいデフォルトテーマ「Olivero」は、Drupal 9.1.0で試験的な立ち位置(Experimental)としてコアに追加され、Drupal 9.3.0 で安定版に昇格、そして今回のリリースでフロントテーマのデフォルトに設定されました。つまりコアのStandardプロファイルが変更されたことを意味します。
管理テーマ「Claro」がデフォルトに
「Olivero」に続き、Drupalの新しい管理テーマ「Claro」が今回のリリースで安定版、そしてデフォルトに設定されました。StandardプロファイルとUmamiプロファイルが、管理テーマ「Seven」の代わりに「Claro」を使用します。
画像の遅延読み込みがUIで制御可能に
多くのブラウザではloading属性が実装されており、ブラウザがどのように画像を読み込むかをHTML属性で示すことが可能になっています。今回のリリースでは、Drupalの画像フィールドに対して、このloading属性を管理画面から指定できるようになりました。
関連issue:Add UI for 'loading' html attribute to images
権限管理タブが追加
Drupal 9.4では、「フォームの表示管理」「表示管理」の同列に「権限管理」タブが追加されました。権限管理タブが表示されるのは、コンテンツタイプ、メディアタイプ、ボキャブラリーなど、権限が関連付けられているエンティティサブタイプ(バンドル)のみとなります。
関連issue:Add a "Manage permissions" tab for each bundle that has associated permissions
スターターキットテーマとテーマジェネレータが試験的に導入
Classyの置き換えを目的として、新しいベーステーマ(スターターキットテーマ)とカスタムテーマの作成プロセス(テーマジェネレータ)の作成が、Drupal 10 readinessイニシアチブの一環として取り組まれています。
出典:New starterkit will change how you create themes in Drupal 10
今回のリリースで、この二つが試験的な立ち位置としてコアに導入されました。Drupal 9.4がインストールされたDrupalプロジェクトで、次のコマンドを実行してみてください。themes/customディレクトリ内に、テーマジェネレータで生成した新しいカスタムテーマ「mytheme」が生成されます。
$ php web/core/scripts/drupal generate-theme mytheme --path themes/custom
関連issue:[meta] Replace Classy with a starterkit theme
drupal/core-recommended のセキュリティ更新管理に関する改善
drupal/core-recommendedパッケージが、Composerの依存関係をパッチレベルまで更新することが可能になりました。具体的には、drupal/core-recommendedでの依存関係のバージョン指定方法を、厳密なバージョン指定(例: x.y.z
)からパッチレベルの更新が許可される ~x.y.z
に緩めることで、コアリリースを待つことなくセキュリティアップデートを適用できるようになります。
まとめ
次期メジャーバージョンであるDrupal 10は2022年12月にリリースされる予定です。ウェビナー動画では、上記の新機能のデモをご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。