Color photo of outdoor Acquia signage at Engage Miami

Dreamers、Builders、Doersを称えるAcquia Engage Digital Freedom ツアー

October 28, 2022 7 分で読めます
ロードショー形式で開催されることとなった2022年のアクイアの年次イベント「Acquia Engage」がマイアミで開幕しました。
Color photo of outdoor Acquia signage at Engage Miami

お客様とパートナー企業をお招きして開催するアクイアの年次イベント「Engage」が今年はオフラインでの開催形式に戻りましたが、さらにもうひとつ重要な変更がありました。それは、各地を巡ることになったことです。 Engageは、一箇所の会場で2日間開催するのではなく、2023年半ばまで、マイアミ、シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンの5都市でライブ開催される予定です。

このロードショーは、Acquiaの製品が実現するクリエイティブな可能性を称え「Digital Freedom ツアー」と名付けられています。 Acquiaを使用することで、企業組織やパートナーはもはや、ワークフローの混乱、混沌としたデータやコンテンツの制約によって、意欲的なデジタル体験の制作を阻まれることはありません。 当社のオープンな製品とデジタルエクスペリエンスプラットフォーム (DXP) は、お客様が技術的な制約を受けずにデジタル体験を構成し、創造することを可能にします。

私たちはEngage Awardsを通じて、お客様やパートナー企業の活躍を表彰しています。 Engage Awardsは、業界や地域を問わずあらゆる規模の組織における、Dreamers、Builders、Doersを称え、マーケティングの創造性、技術革新、そしてビジネス成果における最先端の事例を示すデジタル体験にスポットライトを当てています。 カスタマーエクスペリエンスの再構築(Shake ShackとBounteousコラボレーション)、最もスピーディーな立ち上げ( Molson CoorsとAmeexのスピーディな取り組み)、最強のブランドアクティベーション (見逃せないAutodeskのストーリー) などの各賞のカテゴリは、当社の顧客とパートナーが定期的に提供している多くのエキサイティングなデジタルエクスペリエンスを表しています。

これらの受賞者を表彰する他にも、 Engageは多くのことを提供しています。 パネルディスカッションやカスタマーストーリー、ラウンドテーブルや展示ブースなど、参加者同士のネットワークや学びの場が数多く用意されています。 マイアミで開催されたEngage Digital Freedomツアーのキックオフイベントで、プレゼンターや参加者が互いの言葉を何度も引用していたことが、その証拠です。 例えば、パネルディスカッションでは、Phillips 66のデジタルパブリッシングアドバイザーであるMelissa TorresがMcCormickが多くのサブブランドにAcquia DAMを使用する際に取ったアプローチについて、自身の会社のAcquia DAMの活用方法について触れながら言及しました。

しかし、それはEngage Miamiから得た多くの収穫のひとつに過ぎません。 その他のハイライトを振り返ってみましょう。

アクイアからの発表内容

Digital Freedom Tourの開始と同時に、アクイアが毎年発表しているAcquia Customer Experience (CX) トレンドレポートのリリースがありました。 アクイアの経営メンバーは、特に、組織が異なるソースからのビジネスコンポーネントを組み合わせて使用できるようにするコンポーザブルなマーテックスタックの重要性が高まっていることについてレポートの中で指摘しています。

またメジャーアップデートされたAcquia Code Studioなど、最近リリースされた製品のアップデートについても紹介しました。 これによってユーザーはComposerパッケージの自動更新や、Code Studioの継続的インテグレーションパイプラインによるDrupalアプリケーションの自動ビルド、テスト、デプロイメントを利用できるようになりました。 これらは、アップデートにより強化された機能のほんの一部です。

そして、Acquia CMSの機能を拡張するオープンソースのヘッドレススターターキットを発表しました。 このキットにより、ユーザーはDrupalアプリケーションの構築時間を最大50%短縮することが期待できます。

Acquiaの共同設立者でありCTO、そしてDrupalのクリエイターでもあるDries Buytaertと、DXP製品担当上級副社長のDeanna Ballewも、来年早々のCode Assemblyや12月にリリース予定のDrupal 10でのProject Browserなど、今後のイノベーションについて紹介しました。 Acquiaの製品ロードマップは、かつてないほどエキサイティングな計画になっています。

豊富なカスタマーストーリー

機能や性能は、ユーザーが製品をどのように、どのような方向へ持っていくかを示唆するものでしかありません。 実際に製品を使用し、どのような効果を得られたのか、カスタマーストーリーでご紹介しています。 Engageでは、Acquiaの製品やパートナーを利用して組織が達成できるユニークなエンドポイントを説明する、そのようなストーリーがたくさんありました。

Novavax

例えばNovavaxのデジタルコミュニケーション担当副社長であるジョー・ハンセン氏は、COVID-19のパンデミックの最中、同社がいかに時間的制約に直面していたかを説明しました。 当時は比較的小さなバイオテクノロジー企業であったNovavaxは、2020年12月末に同社のワクチンが世界中の多くの規制機関から承認されたことで、デジタルの世界に対応する準備を急がなければならなくなりました。 同社は、予想されるサイトトラフィックの増加に合わせて既存のウェブサイトをリニューアルするだけでなく、同じスケジュールで他のサイトも立ち上げなければならないことを認識していました。

NovavaxはPublicis Sapient のサポートにより、複数の Acquia ソリューションを使用して目標達成を果たしました。 実際、ハンセン氏は、Acquia CMSが可能にする開発環境でのプロトタイプ作成と同様に、コンポーザビリティが彼らの取り組みの鍵であったと述べています。 Novavaxの開発者はFigmaやSketchを使う必要がなくなり、時間を節約することができました。

また、Acquia DAMは世界中の規制文書に対する真のソースを提供します。 「DAM活用の成功の秘訣はタクソノミーにある」とハンセン氏は述べています。

Sun & Ski Sports

ハンセン氏と一緒に登壇したのは、Sun & Ski Sportsのデータアナリストであるアレック・フムレスク氏でした。 アウトドア専門店は、ファーストパーティデータに加えて、最近ではゼロパーティデータの取得に力を入れているといいます。 Acquia CDPは、店舗、ソーシャルメディア、電子メールなど、複数のチャネルを通じて顧客とやり取りする同社が、データをふるいにかけ、重複データを取り除くのに役立っています。

お客様が欲しい情報を、その情報だけに絞って提供することで、お客様を圧倒しないようにしたいと続けました。

その実現のためにはAcquia CDPの中のML Studioの機械学習機能が非常に役立っています。 Klaviyoとの統合により、ML Studioが促進するパーソナライゼーションを、よりスケールアップできるようになりました。 この2つの組み合わせにより、Sun & Ski Sportsは時間を節約し、ターゲティングメールによってより良いCXを提供できるようになりました。 

フムレスク氏は、Acquia CDPを導入したことで、デジタル広告への反応が200%増加し、通常高価なアウトリーチ活動であるダイレクトメールへの反応も2000%と、「そんなことがあるのか」と出席者が苦笑するほど増加したことを報告しました。 要するに、結果は抜群に良かったということです。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのインターネットサービスグループ担当副社長であるジュリア・キング氏は、AcquiaとAWSのコラボレーションによって生まれたAcquia Cloud NextというKubernetesネイティブのDrupalホスティング プラットフォームがいかに重要であるかを説明し、他のAcquia製品への影響を示しました。 キング氏は、同部門が支援する大手ゲーム番組の例を挙げ、視聴者は当選発表の2日後にもかかわらず、2〜5分後には番組のウェブサイトにログインする傾向があることを指摘した。 この傾向は、1分間に45,000回以上のオリジンリクエストを期待できることを意味します。

このようなスパイクを予測して、キング氏はAcquiaのリーダーシップにサポートを求め、何度もサポートを受けています。 その結果、Acquia製品によってどのような自由が与えられたかと尋ねられたとき、キング氏は「夜の6時にコンピュータから離れる自由」と答えました。通常の営業時間を過ぎて仕事をするよりも、彼女とチームメイトはトラフィックの急増に備え、集まって準備をし、15分で終わらせることができたと、キング氏は述べました。

感謝の気持ちを込めて

Engage Miami では、成功した顧客やパートナーの事例が数多く紹介され、Acquia 社長兼 CEO の Mike Sullivan は、彼らのストーリーが毎回このイベントの一番の楽しみであると語っています。

しかし、これもひとえにスポンサーの皆様のご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。 プラチナスポンサーであるBounteous、ダイアモンド+ スポンサーであるTA Digitalcommercetools、ラウンドテーブルスポンサーであるGenuineLingotekSearchStax、 そして Velir、 ワークショップスポンサーの AmeexEPAMThird and GroveそしてVMLY&R。また、登壇をしてくれたCI&TElevated ThirdFFWPerficientPhase2そしてSrijanの皆様、ありがとうございました。 各社の協力がなければ、Engageは、このような素晴らしいエンゲージメントを獲得することはできなかったでしょう。 心からの感謝を改めてお伝えしたいと思います。

この後の進め方について

マイアミは、5都市で開催されるDigital Freedomツアーの最初の開催都市に過ぎません。 このツアーでは、新しい顧客事例やパートナー、そしてAcquiaのリーダーシップによる見逃せない発表を予定しています。

次はシカゴのWIndy Cityです。 シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンでまた皆様とお会いできる日を楽しみにしています。

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