ViewとVisitって何?
Acquia Cloud Platformは、お客様のDrupalアプリケーションのトラフィック量(View/Visit)に基づいて、ホストするために最適なインフラを構成します。また、算出されたView/Visit数によってAcquia Cloud Platformのサブスクリプションにお支払いいただく価格が確定します。今日はそのViewとVisitについて詳しくご紹介します。
Viewとは?
CSSや画像ファイルなどの静的ファイルを除く、アクイアがホストするDrupalアプリケーションに対して行われたリクエストを指します。「Drupalのアプリケーションに対して行われるリクエスト」とはつまり、Acquiaの環境にあるロードバランサ (キャッシュサーバ)へのリクエストで正規のレスポンス(ステータスコード2XX)で返されたものと同義です。また、名前が似ていてややこしいですがDrupalコアで提供されるViewsモジュールとは全く関係がありません。
サイト解析ツールなどで利用する「Page View」との違い
よくいただくご質問は、Google Analyticsなどで利用されているPage Viewとの違いです。Page Viewは、「1アクセス=1 Page view」ですが、Acquiaの定義するView数はアプリケーションの作りや用途などによって変わります。
具体的にはDrupalアプリケーションにAPIの口を用意して外部サービスと連携していたとしましょう。その場合のAPIリクエストはGoogle Analyticsでは取得できませんが、View数にはカウントされます。さらにDevやStagingなど非本番環境のリクエストもView数としてカウントされます。また、(Acquia Edge CDNを含む)CDNサービスを導入している場合はCDNから提供されるキャッシュサーバーの働きによってView数が減少する場合が多いです。
Page Viewが一番Viewとの相関関係はあるものの、「1 Acquia View=1 Page view」ではないということをご承知おきください。
Viewに含まれる、含まれないリクエスト
具体的には次の表をご参照ください。
Viewに含まれる | Viewに含まれない |
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導入時、どのように自社のViewを算出しているの?
一般的なPage Viewではないとすると、自社のWebサイトがどのくらいのViewになるのかご懸念されるところかと思います。当社ではお見積時に以下のような情報をいただいた上で、導入いただいているお客様の統計データを基に想定のView数を算出しています。
- 月間Page View数
- CDNの導入有無
- キャッシュ率
- サイトタイプ
- 開発頻度
- コンテンツの更新頻度
- サイト数
- Security Scan
Visitとは?
次にVisitについてご説明します。Visitとは、1時間内の同一User Agentからの1つ以上のViewのことです。User Agentは、IP、クッキー、または実装で決められたヘッダーに基づいて識別できます。
よくあるご質問
View/Visitはどのように確認できるの?
OwnerもしくはAdministrator権限でCloud Platform管理画面にログインの上、トップメニューの Manage→Subscription と進んでいただくと確認できます。
超過したらどうなるの?
新規のご契約から3ヶ月間は「Overage Protection」というViewやVisitが超過しても、費用が発生しないオプションがデフォルトで付与されていますので、心配はありません。それ以降の期間においても超過したら自動的に追加料金のご請求がいくことはありません。営業担当にてヒアリングの上、一時的な超過の場合の場合は契約書に記載の超過した分の費用のご負担を、定常的に超えるような場合にはプランアップの提案をさせていただきます。(超過が発生した月に遡ってプランアップしていただいた場合は、過去の超過についてのご請求は致しません。)
View / Visitの詳細については、こちらのリンクもぜひご参考ください。