オーシャン ネットワーク エクスプレス

クライアント

オーシャン ネットワーク エクスプレス（ONE）は、東京とシンガポールに本社を置き、世界100カ国以上をカバーする広範なライナーネットワークサービスを提供するグローバルなコンテナ船会社です。 日本の海運会社である日本郵船、商船三井の合弁会社として2016年に設立されました。 Lines、K Lineは、親会社のコンテナ船事業を継承しています。

背景

ONEは、2018年4月の6大陸での操業開始に先立ち、コンテナ予約を可能にする全く新しいグローバルコーポレートサイトを立ち上げ、2018年2月までに各子会社の30のローカルサイトを新たに展開し、管理することを求められました。 海運業界は、世界的に見ても巨大な競合他社が存在する競争の激しい市場です。 誰もが知っているONEという名前と鮮やかなピンク色のブランディングは、新会社が革新的で柔軟なサービスを提供し、競争上の差別化を図る会社であることを表現しています。

課題

新しいグローバルジョイントベンチャーであるONEは、設立したその日から、統一されたブランド体験、管理、セキュリティとコンプライアンス、インフラの効率化など、グローバルな企業基準を満たす必要がありました。 また、パーソナライゼーションを含む最新の顧客体験を提供し、将来的なイノベーションの可能性を秘めていることも要件でした。 新しい組織をスリムで効率的に保つためには、コストとリソースの効率を管理することが重要でした。 また、伝統的な海運会社3社が協力して設立した新会社では、新組織内でのデジタルマインドと文化の醸成が課題となっていました。 

ソリューション

最先端の技術とグローバル企業での実績が評価され、Acquia Cloud Platformが採用されました。 Acquia Site Factoryは、迅速な開発プロセスを保証し、標準的でありながらカスタマイズ可能な機能により、俊敏性を保証し、プロセス中の要求に柔軟に対応することができました。 機能の再利用により、グローバル展開のための複数サイトへの拡張が容易になった。 セントラルグローバルサイトは企業のハブであり、すべてのローカルサイトは、ビジネス基準やコンプライアンス規制が異なる各国・地域のタッチポイントとなります。 このプラットフォームは、魅力的なカスタマーエクスペリエンスに加え、EコマースやCRMツールとの統合により、スケジューリング、ブッキング、船荷証券の発行、貨物のトラッキング、インバウンド処理などの機能をサポートします。 

成果

UI/UXデザイン、プラットフォームの設定、開発、テストのすべてを5ヶ月で完了させ、2018年2月にサイトを公開し、運用開始日の2ヶ月前に最初の予約を受け付けることができるようになりました。 Acquia Cloud Platformとテクノロジーにより、グローバルおよびローカルの基準を満たすことが可能となり、合弁会社はローカル市場での存在感を素早く示すことができました。 単一のコードベースにより、すべてのサイトを同じコード環境で管理することができます。 Acquia Cloud Platformの統一されたインフラ上で実行することで、効率的なリソース管理が可能になり、ONEは管理されたWebサイトの完全なガバナンスを行うことができます。