アンハイザー・ブッシュ・インベブ:BEES
Drupal, Acquia Site Factory, Acquia Site Studio
非ゲーミフィケーションキャンペーンに対する増加率
クライアント
アンハイザー・ブッシュ・インベブ( AB InBev )は、ベルギーのルーヴェンに本社を置く上場企業です。500を超える多様なビールブランドには、グローバル・ブランドのバドワイザー、コロナ、ステラ・アルトワ、複数国にまたがるブランドのベックス、ヘーガルデン、レッフェ、ミケロブULTRA、そしてアギーラ、アンタークティカ、バドライト、ブラフマー、キャス、キャッスル、キャッスル・ライト、クリスタル、ハルビン、ジュピラー、モデロ・エスペシアル、キルメス、ビクトリア、セドリン、スコールなどがあります。先進国市場と発展途上国市場にバランスよく事業展開し、世界約50カ国に拠点を設置。約16万7,000人の従業員の力を結集しています。
背景
AB インベブ社は、同社の B2B 用 e コマース・プラットフォームである BEES において、継続的な購買を促進するためにゲーミフィケーションを活用し、顧客ロイヤルティと収益を増加させたいと考えていました。
課題
すでに BEES のモバイル・アプリから注文ができるようになっていましたが、新規注文のサイクルの中で、ゲーミフィケーションのようなスタイルでゴールを設定する新しい方法を求めていました。課題だったのは、今後新しいキャンペーンを行うたびにソリューションを作り直すことなく、20カ国に対応できる一元化されたプラットフォームを構築することでした。
加えて、プラットフォームは多言語/多国語、マルチブランドである必要があり、プロジェクトの進化や新しいタイプのゲームの追加に合わせて成長できるものでなければなりませんでした。また、システムはデスクトップとモバイルの両方で動作し、BEES のネイティブモバイルアプリに組み込まれる必要がありました。
AB インベブは、プラットフォームの管理を1つのゲーミフィケーション・マネージャーに集中させ、キャンペーンをブランドやキャンペーンのウェブサイトで実行できるようにし、REST API を通じてゲームのルールやキャンペーンの詳細にアクセスできるようにすることを望んでいました。
ソリューション
Squadra Digital と協力し、Drupal、Acquia Site Factory、Acquia Site Studio を使用して構築されたデザインシステムプラットフォームで、すでに100以上のブランドのウェブサイトで使用されていた DaVinci でプロジェクトを開始しました。
Squadra は Drupal で新しいヘッドレスプロファイルを作成し、API にも対応する集中管理ツール Campaign Manager を構築。これで BEESチーム は、賞品、ルール、オーディエンス、ゲームメカニクス、メトリックスやレポートなど、キャンペーンに関連するすべてを一括管理できるようになりました。
ゲームコンポーネントを構築するためにカスタムエレメントを使用し、ゲーミフィケーションを提供するために Acquia Site Studio の機能を活用。これにより高価なカスタム開発を必要とすることなく、コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップしてウェブサイト内でキャンペーンを実行できるようになります。ブランドチームは Campaign Manager プラットフォームにアクセスすることなく、ゲームや外観を設定することが可能です。
Drupal とアクイアを使用せず、React でキャンペーンマネージャーを構築したため、Squadra はマイクロフロントエンドアーキテクチャである BEES Hub にキャンペーン管理に必要なすべてのエンドポイントを(もちろんアクセス制限付きで)公開することで、すべての管理システムを一元化しました。
結果
現在、ブランドキャンペーン用のウェブサイト必要な数だけ持つことができ、Site Factory と Site Studio を使い、REST API を通じて一元化された管理ツール上ですべてが接続されています。AB インベブは15カ国でキャンペーンを実施しており、その実績は以下のとおりです。
- 非ゲーミフィケーション・キャンペーンに対して11%以上の増加
- キャンペーン総数:60
- 登録された接続ポイント( POC )の合計:5,339,425
- 提供された賞品総数:38,117
- ページに費やした時間は、4ラウンドプレーしたPOCで18分に達した