合計アセット数
過去12ヶ月間のダウンロード数
過去12ヶ月間のログイン数
クライアント
従業員2,000人以上、年間純売上高10億ドル以上を誇るSargento(サージェント)社は、国内最大級のチーズ小売企業です。同社のマーケティング・チームは、商品パッケージの最新性を確保し、eコマース・ビジネスをサポートするために、膨大な量のコンテンツを制作しています。
背景
2016年からAcquia DAMを利用しているサージェントのデジタルアセット管理(DAM)システムは、長い間、最終的なブランド、マーケティング、製品コンテンツの中心的な情報源であり、マーテックスタックの重要なツールでした。
課題
しかし、パンデミックによるオンライン・ショッピングへのシフトに伴い、サージェント社はマーテック全体のサイズと形を調整する必要がありました。彼らの現在のスタック(上の写真)は、2022年のStackie Awardsの受賞作品です。*
サージェント社の統合マーケティング・コミュニケーション・ディレクターであるCami Schenck(キャミ・シェンク)氏は「オンライン食料品業界における爆発的な成長により、私たちは新しいテクノロジーと新しい統合を追加する必要がありました。」と話します。
現在、顧客体験はますます多くのタッチポイントにまたがっており、製品コンテンツはすべてにおいて一貫性があり、正確である必要があります。
ソリューション
この急速な変化の中で、Acquia DAMは同社のテクノロジー・エコシステムにおいて基礎的な役割を果たしました。AcquiaのDAMのおかげでサージェント社は、現在そして将来にわたって、デジタルビジネス全体で統一されたブランドエクスペリエンスを拡大することができています。
Salsifyとの統合
サージェント社のコネクテッド・コマースの成功は、プラットフォーム間のシームレスな統合にかかっています。そして、Acquia DAMとサージェントの製品情報管理(PIM)システムであるSalsifyの統合は、eコマースビジネス全体でブランドと製品コンテンツの配信をコントロールすることを可能にするため、特に重要です。
DAMシステム内のアセットが完了とマークされると、自動的にSalsifyにプッシュされるので、一つのシステムからファイルを手動でダウンロードし、別のシステムにアップロードする必要がありません。
そこから、Acquia DAMのアセットは、栄養情報やサイズ、マーケティングコピーなどといった他のコンテンツで強化されます。そして、SalsifyとSyndigoやBrand Bankなどの追加プラットフォームとの統合により、このコンテンツは多数のデジタル配信先にシンジケートされます。
この戦略的な一連の接続ツールによって、サージェントはAcquia DAMに保存されている承認済みのブランドと製品のコンテンツを、eコマース体験全体に拡張しています。「Acquia DAMは、私たちがデジタル世界でどのように表示されるかの基盤です」。
コンテンツのレビューと承認のためのワークフロー
Acquia DAMのWorkflowアプリも、サージェント社が一貫した正確なブランド体験を構築するために使用している機能です。「私たちはWorkflowを使って、すべてのパッケージのクリエイティブ承認プロセスを管理しています。Workflowは、クリエイティブ、ブランド、法務の各チーム間でファイルをシームレスに繋げ、ファイルが最終的に完成するとDAMシステムに保存されるため、他のプラットフォームでシンジケートすることができます。」
大量のコンテンツが作成される中、Workflowアプリによって効率性が向上し、そして防護柵となっています。「栄養情報から見た目まで、パッケージのアップデートは常に行われています。Workflowを通じてチームや関係者間でのレビューと承認プロセスをガイドすることで、消費者の信頼を築き、販売を促進するために必要な正確性を、各製品コンテンツに持たせることができるのです」。
結果
コンテンツ運用の効率化
Acquia DAMによって、サージェントはコンテンツのワークフローを改善・最適化し、デジタルリーチを拡大することができました。「私たちは、作成するコンテンツの量と消費者に配信するコンテンツの関連性を確実に拡大し、ビジネスも成長しています。AcquiaのWorkflowアプリとテクノロジーの統合を活用することで、マーケティングチームは手作業のステップを省き、時間の節約を実現しました」。
商品をより早く立ち上げる
サージェント社は継続的に新商品を発表しています。そして、ブランド、マーケティング、商品コンテンツの一元的な情報源としてAcquia DAMを利用することで、コンテンツ配信をシンプルにし、市場投入までの時間を短縮しています。チームと小売パートナーは、DAMシステムで利用可能になるとすぐに、商品のマーケティングと販売に必要なコンテンツにアクセスすることができます。
新しいeコマース・チャネルへの進出
ここ数年、食料品業界全体の変化は変革の一言に尽きますが、キャミ氏はそれがすぐに減速することはないと考えています。「チャネルは拡大し続けるでしょう。何かがなくなるということはありません」。
そしてデジタルビジネスの成長つれ、Acquia DAMをコネクテッド・コマース・エクスペリエンスの基盤として利用することで、大規模なシンジケーションが可能になるでしょう。「正確で一貫性のあるコンテンツ主導のショッピング体験を提供することで、顧客の期待に応え、さらにそれを上回ることができるのです」とキャミ氏は言います。
*注:サージェント社のコネクテッド・コマース・エクスペリエンスのマッピングと図解は、チームの努力によるものです。主な協力者には、統合マーケティング・コミュニケーション担当ディレクターのキャミ・シェンク、シニア・グラフィックデザイナーのジーナ・ペサン、オムニチャネル担当アソシエート・ディレクターのクリストファー・ハウザー、マーケティング・プロジェクト・マネージャーのギャビー・ヤンセンが含まれます。