UMB
Drupal, Acquia Cloud Platform, Acquia Site Studio, Acquia Personalization
クライアント
UMB ファイナンシャル・コーポレーションは、ミズーリ州カンザスシティに本社を置く金融サービス会社です。総合的な預金、融資、投資サービスを含む法人向け銀行業務、資産管理、 資金計画サービスを含む個人向け銀行業務、資産管理、法人信託ソリューション、 投資銀行業務、ヘルスケア・サービスを含む法人向け銀行業務を提供しています。UMB はミズーリ州、イリノイ州、コロラド州、カンザス州、オクラホマ州、ネブラスカ州、アリゾナ州、テキサス州で支店を構えており、全米の法人顧客にサービスを提供しています。
背景
金融サービス機関として規制の厳しい業界で事業を展開する UMB には、厳格なセキュリティと監視プロセスがあります。新しいデジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム(DXP)の導入を検討するにあたり、サイトがこれらの要件をすべて満たし、将来的にも高水準のコンプライアンスを維持するためのプロセスが設定されている必要がありました。
課題
UMB は旧式の DXP を利用していたため、コンテンツ作成者が簡単にページを作成・維持することが難しく、成長の妨げになっていました。さらに、従来の金融サービスサイトとヘルスケアサービスサイトを統合し、進化するビジネスニーズをサポートしながら、顧客体験を向上させるためにサイトの再設計を希望していました。
また、以前使用していたパーソナライゼーション・スタジオ・プラットフォームでは不十分だったため、UMB はサイトのパーソナライゼーション機能の拡張が必要でした。全体的なソリューションの一部としてパーソナライズされたコンテンツ体験を提供できる DXP に一本化することで、総所有コストを削減したいと考えていたのです。
ソリューション
プロジェクトの最初のステップは、Perficient との協業により、選定したアプローチが IT セキュリティ要件を満たし、ID 管理ソリューションと特定の DevOps ツールセット、およびプロセスとの統合が可能かどうかを確認することでした。
UMB は Acquia Site Studio を使用することで、すぐに使えるコンポーネントを活用してそのシステムを拡張できるようにし、プロジェクト全体のスケジュールと関連する実装コストを削減。
導入の一環として、既存のパーソナライゼーション・ツールから300以上のキャンペーンを移行し、主要地域の顧客に市場特有のイメージとメッセージを提供することに注力。特定のキャンペーンに参加したユーザーやターゲット市場のユーザーには、特定のイメージ、行動喚起、申し込みフォーム、おすすめの営業担当者などを紹介しました。申し込みフォームへの入力がまだ必要なユーザーには、プロセスを進める方法と必要な理由をメッセージで伝えています。
Perficient は、ウェブサイトの再設計、CMS の実装、パーソナライゼーション・スタジオの統合プロジェクトのすべてを、複数の UMB 関係者チームにまたがり並行して管理。プロジェクトの各フェーズは、希望する完了日、プロジェクト時間、予算枠を達成するために、互いに大きく依存し合っていました。
結果
Acquia Site Studio を使用することで、UMB はコンポーネントベースのウェブサイトソリューションを実現し、強力な顧客体験を生み出すことができるようになりました。Acquia Personalization の導入で総所有コストが大幅に削減され、パーソナライゼーション作業が一元化。UMBはこの新しいプラットフォームを採用によって、関連性の高い地域やパーソナライズされたキャンペーン体験を提供するために、信頼性の高いページを迅速に構築し、維持することができるようになりました。